追悼 弁護士原 知良先生 ありがとうございました。

先日、業務報告書の作成中に大変お世話になった弁護士事務所から突然の電話が入りました。 ひさしぶりの連絡に喜んで電話口に出てみると、挨拶も無く非常に重い口調で「代表の原弁護士が亡くなりました。」・・・余りの出来事に、その後の会話の記憶が途切れています。

今日は、私の家族を守って下さった恩人への追悼を込めたお話になります。

何時ものように楽しいお話ではありませんが、私が何故どんなご相談にも収益を考えずに出来る限りの対応をしているのかは、29年前の【弁護士原 和良先生】出会いから始まります。

当時、私は親から引き継いだ事業を行っていました。バブル経済崩壊で取引先から受取った多額の不渡手形に端を発し、金融機関からの貸し剥がしなどに会い、事業継続を断念し法人精算を行う事にしました。その時に、ご紹介を頂いたのが新人弁護士の【原 和良先生】でした。

当時の印象はいつも穏やかな表情で、依頼者の心情を真摯に受け入れられているように思いました。 事業の清算業務を行うにあたり債権者や金融機関からの嫌がらせなどには、きっぱりと撥ね付け、依頼者の再出発が可能なようにサポートを頂き無事に事業の精算が終わり、少しずつ家族は平穏な生活に戻ることが出来ました。

その後、再就職で不動産業への入社報告のご挨拶に訪問した時に、『同じような境遇の人たちの再出発の手伝いをしないか?』とお声がけを貰い、20数年に渡り多くの不動産債権の整理を行う事になります。

当時は、『任意売却』『債権回収機構』という言葉も無くも闇雲に、弁護士より指示された債権者に直談判に何度も通い承諾を取り付けていました。

その中で、色々な弁護士にも出会いました。《依頼者の人格を否定する弁護士》《声を荒げて制圧を行う弁護士》《学歴をひけらかす弁護士》《金銭的要求ばかりを行う弁護士》など、きりがなく弁護士業界の裏の顔もいやというほど見てきました。

自分は幸運にも【原 和良先生】との出会いがあったのだと、心底感謝の気持ちでいっぱいになったことを思い出します。

先日行われた、通夜に出席した時に300人を超える弔問客の多さに、改めて多くの方の心の支えになり、誠意をもって対応されていたことを強く感じざるを得ました。

現在の私があるのは、恩人である【弁護士原 和良先生】のお陰です。

私も、微力ながら【原 和良先生】と同じように誠意をもって相談者に寄り添うことを心に誓います。

ありがとうございました。 ゆっくりとお休みください。

合掌